インベスターズクラウド(1435)株価 上場初値予想結果

インベスターズクラウド(1435)上場 IPO

 

初値3615円(公募価格1870円の+93%:初値利益+17万4500円

初値についてのコメント
想定内の上げ幅でしたね。

吸収金額23億円の中型銘柄にしては、高騰してきたと言っていいと思います。

当選された方、おめでとうございます。

 

■↓他の銘柄の当選結果
IPOスケジュール一覧とIPO初値予想

 

インベスターズクラウド(1435)の現在の株価

 
当ブログ上場初値予想2770円~4430円

参加姿勢:★★★(全力)

事業の内容:土地情報の提供、デザインアパートの企画、施工、賃貸管理。

インベスターズクラウド(1435)の第一印象
建設業でマザーズの中型です。

不動産という古い業界で、ITの力を使って一気に成長してきた会社ですね。

「TATERU」というWebサイトで「アパート経営したい方」に土地の情報を提供し、そこからデザインアパートの企画、施工、賃貸管理までワンストップサービスを提供しています。

アパート経営したい人はWebサイト上で土地を選べばいいだけなので、とても楽です。なので売上も急成長しています。

ここ数年景気が良く不動産の価格が上がっているので、投資したい人も増えているようです。

しかし危険ですね。多くの会社員がアパート経営をはじめたら、それはもうバブルですね。。。

ただIPO銘柄としては初値が上ってくる可能性高いですね。

売上
・決算期
売上高 経常利益 純利益
-----------------------
・2010/12(5期)
単体 26億2350万円 9065万円 5026万円
----------------------
・2011/12(6期)
単体 45億0796万円 8237万円 4299万円
----------------------
・2012/12(7期)
単体 101億4063万円 8億7066万円 4億8656万円
-----------------------
・2013/12(8期)
単体 138億6201万円 8億9893万円 5億3638万円
-----------------------
・2014/12(9期)
単体 146億1474万円 9億4108万円 5億5438万円
-----------------------
・2015/9(第3四半期:9か月)
単体 140億1693万円 11億6825万円 7億1744万円
-----------------------
・2015/12予想
単体 199億7500万円 14億2900万円 8億2900万円

売上高構成比較
*アパート経営プラットフォーム事業の単一セグメント

・2014/12(9期) 売上146億1474万円
受注 114億3635万円:前年同期比+34.4%増
販売 146億1474万円:前年同期比+5.4%増

・2015/9(第3四半期:9か月) 売上140億1693万円
受注 146億1474万円
販売 140億1693万円

社員数/概要
単体210人/平均年齢30.7歳、平均勤続年数2.5年、平均年収608.5万円
*2015年9月30日現在

主要株主
株主名 比率
古木大咲 67.23%
石井啓子 15.63%
古賀聡 4.21%
大城崇聡 3.43%
森山正隆 1.64%
山本千賀子 1.64%
野間大亮 0.86%
佐伯幸祐 0.86%
吉村直也 0.86%
村上哲也 0.86%
原健一 0.86%

最近の似たIPO銘柄
エスケーホーム(1431) 2015.8.5上場
「注文住宅の企画、設計、販売、施工、監理を主な事業内容とする戸建住宅事業及び付随する不動産販売事業等」
公募価格800円→初値910円(+1万1000円)
上場時予想売上35億7500万円 予想純利益1億2600万円 
時価総額:公募8億7280万円 初値9億9281万円 現在7億8100万円(15/11/18)
初値PER 8.81倍
PER:5.88倍(15/11/18)

ファーストロジック(6037) 2015.2.18上場
「不動産投資のポータルサイトの運営」
公募価格1770円→初値2700円(+9万3000円)
上場時予想売上7億2400万円 予測純利益2億3200万円
時価総額:公募96億8614万円 初値147億7548万円 現在126億2500万円(15/11/17)
初値PER:63.69倍
PER:31.52倍(15/11/17)

ファーストコーポレーション(1430) 2015.3.24上場
「分譲マンションの建設事業」
公募価格1600円→初値2000円(+4万円)
上場時予想売上134億0100万円 予想純利益4億5300万円
初値時価:公募43億7000万円 初値54億6200万円 現在134億4500万円(15/11/17)
初値PER:12.06倍
PER:14.32倍(15/11/17)

参考銘柄
東建コーポレーション(1766)
「地主の方に賃貸住宅経営を提案し、施工から管理、仲介まで一貫化」
予想売上2870億6000万円 予想純利益71億3300万円
時価総額:1316億2100万円(15/11/17)
PER:18.43倍(15/11/17)

幹事証券会社
SBI証券(主幹事)
みずほ証券
大和証券
岩井コスモ証券
SMBCフレンド証券
エース証券
藍澤證券
水戸証券

インベスターズクラウドを当選させるためには
主幹事がSBI証券ですね。

SBI証券は口座に入っている資金分だけ申込み、抽選を受けることができます。

つまりインベスターズクラウドのブックビルディング上限が1870円なら18万7000円の資金で1口(100株)申し込むことができ、187万円の資金を持っていれば10口(1000株)申し込むことができます。

もちろん当選確率も10口の場合は1口の10倍になります。

なので私はSBI証券になるべく資金を集めて、より多くの口数を申し込みます。

SBI証券の詳細はこちら>>

 

他の幹事証券会社では、岩井コスモ証券が狙い目ですね。

岩井コスモ証券の詳細>>

 

初値予想
建築業、不動産業はあまりIPOで人気がありません。

ただ利益も売上もキレイに伸びています。

さらに社名が「インベスターズクラウド」とITを連想させるのがいいですね。

実際に広告テクノロジー(アドテク)、具体的にはプライベートDMPを駆使してアパート経営したい投資家を月に800人程度集客しているそうです。

また実際の投資情報も「TATERU」というWebサイト上に載っており、投資家の人はこのサイトを見ながら自分が投資する物件を決めていくことができます。

今まで「足を使って」物件を見つけるというアナログの不動産業界には目新しい手法です。

ファーストロジック(6037)も楽待(らくまち)という不動産投資家向けのWebサイトを運営して急成長し、2015年2月に上場しました。

2020年の東京オリンピックに向けて不動産価格が上り続けており、不動産投資をしたい会社員が急増しているように感じます。

ただし、私は不動産投資は会社員が片手間でやるにはリスクが大きすぎると思っています。

不動産価格が上っている今ならいいですが東京オリンピックが終わって人口がさらに減りゆく日本において収益を上げ続けることができる物件はごく一部であり、これを片手間でやっている人が見つけられるのか?というと、なかなか難しいのではないかと思っています。

ただインベスターズクラウドのIPOに限っていえば、2015/12予想のPERがブックビルディングの上限1870円で決まったとして16.87倍(139億9059.2万÷8億2900万円)と、ファーストロジック(6037)に比べるとまだまだ割安感があります。

ただ吸収金額が大きいので初値が3倍とかにはならないと思います。

初値でPER25倍~40倍ぐらいでしょうか。

そこで初値予想は2770円~4430円とします。

 

IPO日程
上場予定日:2015/12/3(木)
ブックビルディング期間:2015/11/16~11/20
公募価格決定:2015/11/24(火)
購入申込期間:2015/11/26~12/1

IPO基本情報
市場区分:東証マザーズ
業種別分類/コード:建設業/1435
公募・売出し株式数:公募42万株、売出67万株=109万株
売出(O.A.)16万3500株
発行済株数:748万1600株(上場時の公募株数含む)
想定価格:1670円(吸収金額:20億9334万円、時価総額:124億9427万円)
仮条件価格:1730円~1870円
公募価格:1870円(吸収金額:23億4404万円、時価総額:139億9059万円)
初値:3615円(時価総額:270億4598万円)
初値PER:32.62倍

会社情報
設立 2006年01月23日
住所 東京都港区南青山2-27-25
ホームページ http://www.e-inv.co.jp/
監査法人 あずさ

代表者情報
社長 古木 大咲 1979年9月14日(36歳)
経歴
2001年11月 三和エステート(株) 入社
2006年1月 (株)インベスターズクラウド設立 代表取締役(現任)

 

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