
■初値:1520円(公募価格1520円の±0%:初値利益0円)
■初値についてのコメント:
gumiショックの影響を一番受けた銘柄なので、今後のIPOの行方を占う上場となりました。
本日4月28日、公募価格1520円、そして寄付き(初値)も1520円でした!
とりあえず、公募割れしなくて良かったですね(^^)
まぁ、問題はここからですが、予想決算の数字さえ超えていけば、問題ないと思います。
本日上場のリンクバルとジグソーも人気銘柄だったので、この2社と同日上場で公募割れなしは大きいです。リンクバルも公募価格から28%アップの初値でしたし、ジグソーは本日ストップ高で値がつかずに、明日に持ち越しです。
いや~、良かった、良かった。これからのIPOも、とりあえず人気は継続しそうで、良かったですね。
■Gunosy(グノシー)の抽選結果は、こちら>>
■Gunosy(グノシー)<6047>の現在の株価
■当ブログ初値予想:1371円
■参加姿勢:不参加(SBI証券だけ参加します)
■事業の内容:情報キュレーションアプリ「Gunosy(グノシー)」の運営
■Gunosy(グノシー)のIPOについて:リンクバルは会社設立から3年3か月で超スピードIPOと言っていたのですが、Gunosyは会社設立から2年5か月での超々スピード上場ですね。すごいですね。
Gunosyは、東京大学の大学院で、データマイニングの研究をしていた学生3人(現CEOの福島良典氏、関喜史氏、吉田宏司氏)が、在学中の2011年11月にサービスを開始しました。2012年11月に法人化。
そして、元シリウステクノロジーズ取締役で、アトランティスを創業し、それをグリーに売却したバリバリの連続起業家 木村新司氏が、2013年11月共同最高経営責任者に就任します。ここから、一気に成長が加速します。
2014年に、KDDIなどから24億円を調達し、大量のCM(10億円近く)で「アプリのダウンロード数を増やす」&「ナショナルクライアントに対する認知」を上げ、アプリ内の広告を一気に売った感じですね。そして、いったんCMをやめ、経費を削減し、来期の黒字化のメドを立ててIPOです。
すごいですね。ベンチャーの理想の形と言うか、最速の形ですね。
木村新司氏は、Gunosyの会社設立からかかわっているそうですが、それにしても株主構成が異様ですね。現CEOである福島良典氏の持ち株割合は3.53%。これで、現CEOである福島さんの長期的なモチベーションは保っていけるのでしょうか。いずれ木村新司氏がCEOに復帰する、というストーリーがあるのでしょうか?
この辺がどうなっているのか、全然わからないので、不安ですね。基本的に、経営戦略を決めているのは、木村氏なんでしょうか?
また、gumiショックの影響を最も受けそうな銘柄です。
吸収金額が103億円とマザーズとしては大型、スマホアプリ系、前期が赤字、主幹事が野村證券と、かなりgumiを連想させる銘柄になっています。
それでもgumiショックの影響を受けて、想定株価は当初より3割以上、値が下がっているそうです(ダイヤモンド・オンライン)
PER(時価総額÷純利益)は、6388~6640倍(仮条件1460円~1520円=時価総額319億4188万円~332億円億円、予想純利益=500万円)。
■売上
・決算期
売上高 経常利益 純利益
-----------------------
・2013/05(1期)
単体 41万円 -4513万円 -4522万円
-----------------------
・2014/05(2期)
単体 3億5905万円 -13億6560万円 -13億9367万円
-----------------------
・2015/02 第3四半期(2015/05期)
単体 21億7002万円 -1億0163万円 -1億0335万円
-----------------------
・2015/05予想
単体 30億0400万円 500万円 500万円
■同業種のPER(15.4.16)
イグニス(3689) 37.32倍
エイチーム(3662) 49.10倍
■最近の似たIPO銘柄
ショーケース・ティービー(Webサイト最適化技術により成約率を高める「ナビキャストシリーズ」の提供及び、DMPを活用したWebマーケティング支援)
上場時予想売上12.05億円 予測純利益1.56億円
初値時価総額79.8億円(15.3.19上場)
初値PER 51.15倍
ALBERT(ビッグデータの統合管理・分析コンサルティング、マーケティング施策に活用するためのシステムの提供)
上場時予想売上10.54億円 予測純利益1.09億円
初値時価総額122億円(15.2.19上場)
初値PER 111.92倍
gumi(モバイルオンラインゲームの開発、運営及び配信)
上場時予想売上309.72億円 予測純利益8.08億円
初値時価総額945億円(14.12.18上場)
初値PER 116.96倍
クラウドワークス(クラウドソーシングサービスの運営)
上場時予想売上10.02億円 予測純利益-3.67億円
初値時価総額165億円(14.12.12上場)
初値PER --倍(赤字なのでない)
新しいスマホアプリの技術ですし、ユーザーも多いので、かなり高値になることは間違いないと思います。PERで100倍ぐらい、時価総額で300億ぐらいは狙えると思います。
しかし、いかんせん、公募価格が1520円で、すでに時価総額が332億円、perでいうと6640倍。上場時の吸収金額(公募・売出し株式数×株価)が103億円。う~ん、gumiショック前でしたら、十分高騰が期待できた銘柄ですが。。。
今年、吸収金額が100億円以上の上場となったのは、4月8日に新規上場したサンバイオだけです。サンバイオをの初値は、公開価格を14.5%も下回りました。
ですので、今回は厳しいのではないでしょうか?
初値の時価総額としては、300億円前後のような気がします。下手すると200億円、跳ねて350億円でしょうか。
まぁこれで、gumiショック後のIPO流れが見えますね。見事、初値が高騰して、gumiショックを払しょくできるかですね。
初値予想は1371円とします。
■IPO日程
上場予定日:2015/04/28(火)
ブックビルディング期間:2015/04/10~04/16
公募価格決定:2015/04/17 (火)
■IPO基本情報
市場区分:東証マザーズ
業種別分類・コード:サービス業・6047
公募・売出し株式数:公募350万株、売出241万株=591万株
売出(O.A.)88万6500株
発行済株数:2187万8000株(上場時の公募株数含む)
想定価格:1520円(吸収金額:103億3068万円、時価総額:332億5456万円)
仮条件価格:1460~1520円
公募価格:1520円(吸収金額:103億3068万円、時価総額:332億5456万円)
初値:1520円(時価総額:332億5456万円)
初値PER:6650.91倍
■IPOの資金使途:新規ユーザー獲得のための広告宣伝費として広告宣伝活動に係る資金に充当(平成27年5月期に9180万円、平成28年5月期に25億8870万円、平成29年5月期に21億8590万円)予定。
■幹事証券会社
野村證券(主幹事)
SBI証券
SMBC日興証券
マネックス証券
いちよし証券
みずほ証券
岡三証券
岩井コスモ証券
松井証券
■会社情報
会社設立年月日 2012年11月14日
会社住所 106-6137 東京都港区六本木6-10-1
社長 福島 良典
ホームページ http://gunosy.co.jp/
社員数 52人(2015年02月28日現在)
監査法人 新日本
■主要株主
株主名 比率
木村新司 41.12%
KDDI(株)16.93%
ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合 10.16%
福島良典 3.53%
吉田宏司 3.53%
関喜史 3.53%
垣内伸也 3.34%
B Dash Fund2号投資事業有限責任組合 2.28%
竹谷祐哉 2.10%
石橋雅和 1.91%
■代表者情報
生年月日 1988年02月15日生まれ
経歴
2012年11月 当社設立 代表取締役(現任)
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